はじめに
器械だしデビューして間もない頃、私は、手術中に医師の声が小さくて聞こえなくても、なかなか聞き返すことができなかった。
「聞いたら怒られるかも」「また失敗したらどうしよう」
そんな不安のほうが先にきてしまって、口が動かなくなっていた。
でも今思うと、あの時期に気づけた “大事なこと” がいくつかある。
こと今回は、私が実際に経験した失敗と、そこから学んだ「確認することって全然恥ずかしくないよ」という話をまとめてみるね。
聞き返すのは「勇気」じゃなくて“安全のための行動”
新人って、どうしても「怒られないように頑張らなきゃ」って思っちゃうよね。
でも本当は、
- 分からないことを分からないと言う
- 聞こえなかったら聞き返す
- 不安なときは確認する
これって全部、患者さんを守るための立派な行動なんだよね。
つまり“聞かずにできて当たり前”なんじゃなくて、“聞くことはむしろ必須”なの。
医師の声が小さすぎて聞こえない。でも聞き返せなかった
おじいちゃんドクターのオペ中、声が本当に小さくて、何を要求されてるのか分からないときがあった。
でも私は聞き返すのが怖くて、『聞き間違えてたら気まずいし、失礼かな』と思うと身体が固まってしまってた。
そんなとき、先輩が言ってくれた言葉が今でも忘れられない。
「聞き返すのは恥ずかしいことじゃないよ。
聞こえないまま渡して事故になったらそっちのほうが危ないから。」
その言葉が心にストンと落ちて、そこからは聞き返すのが怖くなくなった。聞き返さなくても、「ペアンです」って、器械の名前を言いながら渡すようにしたよ。
緊張のあまり“針の向きを逆”に渡してしまった失敗
持針器に針と糸をつけて渡す場面で、私は針の向きを逆にして医師に渡してしまった。
その瞬間、めちゃくちゃ怒られて、頭が真っ白になった。
でも、この失敗があったからこそ、
「次は絶対に確認しよう」
「分からないまま渡すのはやめよう」
そう思えるようになったんだよね。
そこから得た学び
- 聞き返すのは“ミスを防ぐための行動”
- 新人だからこそ、堂々と聞いていい
- 怒られないことより、安全を守ることが大事
- 一度の失敗は、次の成功につながる
そして何より、
聞き返すことで自分も患者さんも守れる。
これに気づけたのは、あの頃の私にとってすごく大きかった。
今つらい新人さん・学生さんへ
もし今のあなたが、あの頃の私みたいに
「聞き返すのが怖い」「怒られるのが怖い」
って思っているなら、その気持ちを否定しなくていいよ。
怖いのは変じゃないし、弱いわけでもない。
でも、ちょっとだけ勇気を出して声にしてみてほしい。
その“たった一言”が、あなたを守ってくれるから。
ここまでご覧いただきありがとうございます!🐑

コメント